【ブリティッシュ・スクール・イン東京】主な進学先や学習プログラムを徹底解説

東京にありながら英国式の教育プログラムを学ばせることができる、ブリティッシュ・スクール・イン東京。

有名人の子どもが通っているとの噂もたびたび耳にする、名門のインターナショナルスクールです。

子どもに国際教育を受けさせるために、進学先の候補にしたいと考える人も多いでしょう。

この記事では、ブリティッシュ・スクール・イン東京の魅力や入学条件、卒業後の進路などについて詳しく解説していきます。

年間の学費が最低でも800万円以上するという、イギリスの超名門スクール「イートン校」について徹底解説しています。

※2023年7月時点での情報になります。

目次

ブリティッシュ・スクール・イン東京とは

ブリティッシュ・スクール・イン東京は、1989年にサッチャー元英国首相が開校した、由緒正しいインターナショナルスクールです。

正式名称のTHE BRITISH SCHOOL IN TOKYOの頭文字から「BST」と略されることもあります。

日本文化と英国式の学習カリキュラムを融合した、質の高い国際教育を生徒に受けさせることを目的としており、すべての科目の授業が英語で行われます。

学校名THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO(ブリティッシュ・スクール・イン東京)
所在地●渋谷キャンパス:東京都渋谷区渋谷1-21-18
●昭和キャンパス:東京都世田谷区太子堂1-7-57 昭和女子大学5号館
●麻布台ヒルズキャンパス:東京都港区麻布台1-3-3 麻布台ヒルズ(2023年8月28日〜 開校)
電話番号●渋谷キャンパス:03-5467-4321●昭和キャンパス:03-3411-4211
公式サイトhttps://www.bst.ac.jp/
対象年齢3〜18歳
カリキュラム英国ナショナルカリキュラムに基づく
生徒数約1000人
学期1学期2023年8月28日〜2023年12月15日
2学期2024年1月9日〜2024年3月28日
3学期2024年4月15日〜2024年6月28日

ブリティッシュ・スクール・イン東京のビジョン

ブリティッシュ・スクール・イン東京は、生徒の持つユニークな可能性と、目的と情熱を中心とした強い自己意識の育成を支援することをビジョンに掲げています。

また、「国際的思考のための教育」を教育の指標に定めており、将来的にグローバルな社会で活躍するための土台を築く手助けをします。

現在ブリティッシュ・スクール・イン東京には65の国籍を有した約1000人もの子どもたちが在学しており、国際色豊かで自然に多様性が育まれる環境が整っています。

ブリティッシュ・スクール・イン東京の学習プログラム

ブリティッシュ・スクール・イン東京は、生徒が興味を持って積極的に参加できるように、魅力的で多彩な学習プログラムを創造して取り入れています。

特に下記の4点については、独自性のあるカリキュラムを採用し、力を入れています。

  • BST指針での、イギリス式カリキュラム
  • アウトドアプログラム
  • 芸術とスポーツの世界
  • クラブやアクティビティ

この4点が具体的にどのような内容なのか、詳しく解説します。

インスピレーションを感じる学習方法

ブリティッシュ・スクール・イン東京では、「BST学習者プロファイル」という学習プログラムを取り入れ、指導の中心にしています。

この哲学的な教育指針により、各生徒が自分自身をより理解し、生涯にわたって高いパフォーマンスを発揮できるようになることが期待されます。

またブリティッシュ・スクール・イン東京は、日本の学習指導要領に当たる「英国ナショナルカリキュラム」に沿った厳格な指導を行っているため、日本にいながらイギリスと同じ内容の授業を受けることができます。

アウトドアプログラム

ブリティッシュ・スクール・イン東京では、毎年1泊の宿泊旅行を行います。

宿泊旅行ではyear1〜13のさまざまな年齢の生徒が参加して、自然に触れ合いながら特別な体験をします。

例えば長野県白馬渓谷で冬はスキー・夏はキャンプを楽しむこともあれば、宮城県の屋外学習に特化した複合体験施設で、津波の被害を受けた地域について学習することもあります。

生徒たちはさまざまな目的のもとで友人たちと寝食を共にし、毎日の生活とは異なる学びを得ることができます。

その他にも、ブリティッシュ・スクール・イン東京が管理するBST長沢運動場では、広いグラウンドをはじめいつでも使用できるスポーツ施設が揃っており、生徒のトレーニングやスポーツチームの試合に欠かせない場となっています。

芸術とスポーツの機会

ブリティッシュ・スクール・イン東京では、生徒が芸術やスポーツに携わる機会を持つことを推奨し、活動に力を入れています。それぞれの活動の特徴を下記にまとめました。

音楽器楽教育を奨励しており、楽器専門の講師のレッスンを受けられる
スポーツコーチやオーガナイザーなど、責任ある立場を生徒が担当する
美術2つある美術室には絵画や彫刻の為の用具、木工機械が揃っているだけでなく、デジタル写真学なども学べる
演劇キーステージ3(year7〜9)では全ての生徒が毎週レッスンを受ける

これらの活動を経て、生徒の創造性や表現力を伸ばすことに努めています。

クラブアクティビティ

ブリティッシュ・スクール・イン東京では、クラブやアクティビティが非常に充実しています。

スポーツ、芸術、語学の他、ボードゲームなど日本ではあまり見かけないユニークなクラブもあります。


また学内だけでなく課外クラブ、外部運営クラブ、またメインではない2次クラブまで数多くのクラブやアクティビティがあり、生徒はその中から選択して活動することができます。

ブリティッシュ・スクール・イン東京はこのプログラムを活用して、すべての生徒が自分に合ったクラブやアクティビティを見つけ、充実した学校生活を送ることを奨励しています。

ブリティッシュ・スクール・イン東京の使用言語

ブリティッシュ・スクール・イン東京ではすべての科目を英語で教えています。

そのため、通学する生徒はもちろん、保護者も英語に堪能であることが求められます。year4からは第2外国語としてフランス語を学ぶことができます。

また、日本語についてはナーサリーから導入されているので、日本にきて間もない生徒も安心です。

ブリティッシュ・スクール・イン東京の学費

入学試験〜入学時にかかる費用

入学試験の出願料40,000円
登録料500,000円
教育リソース580,000円

年間でかかる授業料

入学試験の出願料40,000円
登録料500,000円
教育リソース580,000円

ブリティッシュ・スクール・イン東京の入学条件

ブリティッシュ・スクール・イン東京に入学するためには、

「イギリス国籍を有する児童」または「他国籍の児童で英語が堪能であると校長が認めた者」のいずれかの要件を満たしている必要があります。

加えて、ブリティッシュ・スクール・イン東京では授業や保護者への伝達がすべて英語で行われるため、保護者も英語が堪能であることが求められます。

また、ブリティッシュ・スクール・イン東京には寄宿施設がないため、生徒が通学できる範囲内で保護者と同居していることも必要です。

ブリティッシュ・スクール・イン東京卒業後の進路

ブリティッシュ・スクール・イン東京の生徒は、英国ナショナルカリキュラムに沿った独自の学習プログラムを学んだ後、世界中の優れた大学に進学します。

一例を挙げると、・オックスフォード大学・ケンブリッジ大学・ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・ニューヨーク大学・コロンビア大学・東京大学・九州大学など、華々しい実績を数多く残しています。

インターナショナルスクール選びのポイント

ここでインターナショナルスクールを選ぶ際に、必ず押さえておきたいポイントを4つ提示します。

  1. スプリングフェアで学校の様子を知る
  2. 進路に沿うカリキュラムを選ぶ
  3. 何歳まで通うかを考える
  4. 授業料を考慮する

ブリティッシュ・スクール・イン東京が子どもの進学先として適切かどうか、悩んだ際には上記のポイントから再考してみると良いでしょう。

それでは、それぞれのポイントの詳細について解説します。

スプリングフェアで学校の様子を知る

インターナショナルスクールによっては、入学前でも実際の校舎に入れるイベントを設けている学校があります。

ブリティッシュ・スクール・イン東京も、毎年3月中旬〜4月頭のいずれかの土曜日に、「スプリングフェア」という一般の人も参加できる学園祭を開催しています。

スプリングフェアは学校の雰囲気や施設を見学しながら、教師や生徒と交流できる貴重なイベントです。

直近の2021〜2022年は開催されず、今年の開催もまだ未定の状態ではありますが(2023年6月現在)、もし開催が決まった場合はできる限り参加するようにしましょう。

進路に沿うカリキュラムを選ぶ

インターナショナルスクールは日本の学校教育法に定められた学校ではありません。
そのため、学校によって獲得できる卒業資格が異なります。

例えばブリティッシュ・スクール・イン東京の場合、ケンブリッジインターナショナルから認定を受けているため、卒業すれば「A-Level」という国際的な卒業資格を取得できます。


A-Levelは国内外問わず大学を受験することが可能になる資格ですので、ブリティッシュ・スクール・イン東京は大学受験を考えている人が安心して通える学校といえます。

注意したいのが、国際バカロレア資格(IB)の取得が目的のインターナショナルスクールです。

IBの高校卒業資格に当たるディプロマも国内外の大学を受験することが可能になる卒業資格です。

IBのディプロマは世界的に高く評価されており、そのスコアが所定の基準以上なら世界の一流大学への入学も可能と言われています。

しかし、日本ではIBスコアによる入学試験を採用する大学が近年増えてきてはいるものの、採用していない大学もまだまだ多いのが現状です。

もしIBスコアを使った国内大学の入試を考えているのなら、志望校は対象の大学なのか、対象でなければAO入試などのIBスコアをアピールできる試験方法を導入しているかなどを事前に確認することをおすすめします。

候補にしているインターナショナルスクールの卒業資格が、子どもの将来のビジョンに沿ったものかどうか、確認して学校を選ぶようにしましょう。

何歳まで通うかを考える

インターナショナルスクールには、幼稚園までの「プリスクール」と言われるコースや高校卒業まで一貫のコースなど、さまざまな期間や年齢のコースがあります。

まずはインターナショナルスクールに通わせる「目的」をはっきりさせて、何歳から何歳までのコースを探すか決めましょう。

例えば、小学校から英語の授業が始まるため、早めに英語に慣れさせたいという目的であれば、プリスクールで十分なはずです。

逆に、既に英語が堪能で、将来は海外の大学に進学させることが目的であれば、ブリティッシュ・スクール・イン東京などの高校まで一貫のコースを視野に入れて、学校を探した方が良いでしょう。

授業料を考慮する

インターナショナルスクールを選ぶにあたって重要なのは、授業料についてです。

インターナショナルスクールは、日本の私立小学校に通わせるよりも高額な学費がかかります。

金額は学校によって差がありますが、私立大学並みの費用が必要な学校も珍しくありません。

自身や家族の経済的な状況を考慮し、支払い続けることができるかどうか検討しましょう。

また、授業料の他にイベントなどの追加費用があることを確認し、全体の費用を把握しておくことも重要です。

よくある質問

ここではブリティッシュ・スクール・イン東京に関連した、よくある質問3点についてまとめました。

・ブリティッシュ・スクール・イン東京の生徒数は?
・ブリティッシュ・スクールの特徴は?
・アメリカンスクールとブリティッシュ・スクールの違いは?

以下で順番に解説します。

ブリティッシュ・スクール・イン東京の生徒数は?

ブリティッシュ・スクール・イン東京には現在、渋谷キャンパスと昭和キャンパス合わせて約1,000人の生徒が在学しています。

ブリティッシュ・スクールの特徴は?

ブリティッシュ・スクールでは、英国ナショナルカリキュラムと呼ばれるイギリスの教育基準に沿った学習指導が行われています。

つまり、イギリス国内と同じカリキュラムで授業が受けられるのが特徴です。

アメリカンスクールとブリティッシュ・スクールの違いは?

ブリティッシュ・スクールとアメリカンスクールの違いは、主に学習カリキュラムです。

ブリティッシュ・スクールでイギリスの教育基準に沿った学習指導が行われているのと同じように、アメリカンスクールはアメリカ式の学習カリキュラムに基づいて運営されています。

また、高校卒業時の認定資格が異なるのも大きな違いです。ブリティッシュ・スクールで取得できる卒業資格はA-Levelですが、アメリカンスクールではAPと呼ばれる資格を取得します。

APも国際バカロレア資格(IB)と同じく、海外の名門大学への進学では役立ちますが、日本ではAPスコアでの入試を採用している大学が少ないので、日本での大学進学を考えている人は注意が必要です。

まとめ

ブリティッシュ・スクール・イン東京は、日本にいながらイギリスの教育カリキュラムを受けることのできるインターナショナルスクールです。

生徒の個性を伸ばす独自の学習プログラムを受けながら、将来のグローバルな活躍に必須の英語スキルも育めます。

65もの国籍の生徒たちとともに、多様性に富んだ環境で学業やアクティビティに励むことができるのも魅力です。

募集要項に適合しているか、学費は継続して払える範囲の額かを確認した上で、問題なければ入学について家族で検討してみてください。

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