英語教育に強い「LCA国際小学校」とは?教育の特徴と学費を調査!

子どもの将来について考える時に、避けては通れないのが「学校選び」。

「グローバル社会で活躍できる人間に育ってほしい」と願うご家庭にぜひ検討してほしいのが、神奈川県にあるバイリンガルスクール、LCA国際小学校です。

この記事では、英語に強い子どもを育てる独自の授業が魅力のLCA国際小学校について、詳しく解説します。

目次

LCA国際小学校とは

LCA国際小学校は、神奈川県相模原市にある私立小学校で、文部科学省から「教育課程特例校」の指定を受けた英語イマ―ジョン教育を実践しています。

またLCA国際小学校は、文部科学省から一条校として認可を受けた小学校です。

一条校とは、学校教育法第1条に定められた日本の普通の学校のことで、該当するLCA国際小学校でも卒業時に日本の小学校の卒業認定資格を取得でき、日本の中学校に進学可能です。

ちなみに認可を受けていない非一条校には、海外の学習プログラムを導入したインターナショナルスクールなどが該当します。

下記にLCA国際小学校の概要をまとめました。

学校名LCA国際小学校
所在地神奈川県相模原市緑区橋本台3-7-1
電話番号042-771-6131
公式サイトhttps://elementary.lca.ed.jp/
創立※2005年
対象年齢6歳〜12歳
生徒数285名(2022年1月現在)
受験資格なし

※2005年にインターナショナルプリスクールの小学部として設立後、2008年に一条校の認可を受けてLCA国際小学校となりました。

一条校でイマージョン教育を行う他校の例

LCA国際小学校の教育方針

LCA国際小学校では、以下の3点を教育理念として掲げています。

  • 国際人を育てる
  • 考え、感じる力を養う
  • 個性を活かす

それぞれの理念について、詳細を解説します。

国際人を育てる

LCA国際小学校では、日本人の文化とアイデンティティを大切にしながら、国際的なコミュニケーションツールとしての英語や外国文化についての知識を育む指導を行っています。

日本の歴史や伝統芸能について学ばせ、国語科にも力を入れると同時に、児童を国際社会で活躍する人に育てるための、独自のバイリンガル教育を取り入れています。

孝え、感じる力を養う

LCA国際小学校は、社会で生きていく上で必要なのは、次の2つの人間性だと考えています。

  • 自然や人の行いに感動でき、物事に豊かな好奇心を持って接することができること。
  • 能動的に考えたり、気持ちや意思を表現することができ、他者の気持ちを推し量って、お互いのために意味のあるコミュニケーションが図れること。

LCA国際小学校は、学習プログラムの中にディスカッションなどのグループ学習やバラエティ豊かな課外活動を定期的に組み込むことで、その人間性を育む手助けをしています。

個性を活かす

LCA国際小学校には、「合っている」「間違っている」の考え方はなく、各児童の個性を伸ばせる環境を整えています。

少人数制のクラスで、先生が一人ひとりに対してきめ細かに対応できる授業を実施するほか、「多様性」の観念に基づいて、誰もが活躍できるタレントショーなどのイベントを複数開催しています。

LCA国際小学校の英語教育への考え方

LCA国際小学校には、日本人としてのアイデンティティの確立を基軸として、英語や外国文化を学んでいくという教育方針があります。

LCA国際小学校の学習カリキュラムでは、4年生からは国語に加えて、算数・社会・理科の一部の授業が英語ではなく日本語で行われます。

それは「日本人として英語を使いこなし、社会で活躍する人材」を育成したいと考えているからです。

またLCA国際小学校では、「日本人に合わせた英語教育」を取り入れています。

これは、日本人と欧米人とでは気質や言語の仕組みが違っているために、適した学習方法が変わってくるからです。

LCA国際小学校では、これまでの経験から、「文法を重視した英語指導」と「習った英語を繰り返し声に出すこと」の2つが日本人に必要な学習方法と考え、実践しています。

LCA国際小学校の学費

LCA国際小学校は私立小学校のため、公立の学校に通わせるよりも費用がかかります。
学費について、下記の表に金額をまとめました。

入学試験〜入学時にかかる費用

入学試験の受験料30,000円
入学金1,000,000円
保証金300,000円

学費

授業料月額 120,000円
ICT教育費月額 4,500円
ランチ代月額 9,900円 ※8月分は無し
諸経費3・7・11月にそれぞれ 33,000円
施設協力費3・7・11月にそれぞれ 39,000円

なお、上記の金額は2024年度にかかる費用です。

以降の年度では変更になる可能性がありますので、最新の情報や詳細については学校の公式HPを確認するか、直接LCA国際小学校へお問い合わせください。

LCA国際小学校卒業後の進学先

LCA国際小学校の児童の大半は、卒業後に私立中学へ進学します。

実績を見ると、桜蔭中学校や慶應義塾普通部といった有名私立へ進む児童も少なくありません。

少数ですが、公立の中学校やインターナショナルスクールに進んだり、海外の学校に留学する児童もいるようです。

LCA国際小学校側からの働きかけとしては、学校と教育理念の近い中学校や英語力を伸ばすことのできる中学校などを紹介するほか、塾に通わずとも中学受験に合格できるよう学習面のサポートをします。

また、将来的に目指す大学については、国内外問わず「自分のやりたいことを学べる大学」に進学する力をつけるための教育を行っています。実際の卒業生の実績を見ると、国内の大学に進学している卒業生が多いようです。

LCA国際小学校での生活スタイル

LC国際小学校の生徒たちは、以下のタイムテーブルに沿って1日を過ごします。

時間日課
8:40〜9:05Gate Open(登校時間)
9:05〜9:15Quiet Time / HR(ホームルーム)※Quiet Time…心を落ち着かせ、その日の目標を考える時間
9:15〜10:00Period1(1校時)
10:00〜10:35Enrichment Time & Recess※Enrichment Time…生徒に合わせた学習補助を行う時間
10:40〜11:25Period2(2校時)
11:30〜12:15Period3(3校時)
※お昼の時間は2つのグループに分かれますG1/G3/G4G2/G5/G6
12:15〜12:30Lunch(昼食30min)playtime(昼休み15min)
12:30〜12:45Lunch(昼食30min)
12:45〜13:00playtime(昼休み15min)
13:05〜13:50Period4(4校時)
13:55〜14:40Period5(5校時)
14:45〜15:30Period6(6校時)
15:30〜15:40HR(ホームルーム10min)
15:40Dismissal(下校時間 Bus Kids / Pick Up Kids)※下校方法ごとに順次下校
15:50〜17:25Special Lesson / After School※下校時間 17:25〜17:45

先生が児童一人ひとりに気を配れるよう、1クラス約20人の少人数制をとっています。

放課後には、3年生以上を対象とした受験対策のスペシャルレッスンや多種多様なアフタースクールプログラムが用意されています。(※スペシャルレッスン・アフタースクールには別途費用がかかります)

LCA国際小学校の受験内容

LCA国際小学校への進学を希望する場合、ほかの私立小学校と同様に入学試験を受ける必要があります。

LCA国際小学校の試験は、子どもと保護者の両方が審査対象です。

子どもは日本語と英語で模擬授業を受け、コミュニケーションを取った場合の様子などが判断材料とされ、保護者には30分程度、両親揃っての面接があります。

実際に受験した人の口コミを見ると、「模擬授業はよほど変な事をしなければ大丈夫」「保護者の面接では教育方針など細かにヒアリングされる」といった声があるため、どちらかと言えば保護者の面接がより重視されているでしょう。

LCA国際小学校のおすすめポイント

LCA国際小学校の強みは、日本人としての文化やアイデンティティを大切にしながら、国際社会で活躍できる人材の育成を目指す教育方針です。その実現のために具体的に取り入れているのが、下記の3点です。

  • 豊富なプログラムをそろえるアフタースクール
  • 国際社会で活躍できる教育
  • ICT教育の充実

順番に詳細を説明します。

豊富なプログラムをそろえるアフタースクール

LCA国際小学校では、アフタースクールとして、生徒の身体や精神を育て、能力を伸ばすプログラムを多数用意しています。

知識や教養を育むプログラミングや伝統文化体験などのほか、野球・サッカー・ダンスといったスポーツ系のプログラムも選択可能です。

また、中学受験を控える3年生以上の児童向けに、受験対策のためのスペシャルレッスンも開講しています。

国際社会で活躍できる教育

LCA国際小学校では、「国際人を育てる」という教育理念の基、独自のアクティブイマージョン教育を導入しています。

アクティブイマージョン教育とは、英語が必要な環境に身を置き、かつ積極的に関わることで英語を修得する方法で、LCA国際小学校は日本人に効果的な教育方法としてこれを取り入れています。

卒業時に英検2級以上の英語力を習得することが、LCA国際小学校の生徒の目標です。

また、インターナショナルスクールとは異なり、国際教育と同時に日本の常識や文化を身に付ける教育にも力を入れ、世界で活躍できるバイリンガルな日本人を育成します。

ICT教育の充実

LCA国際小学校では、時代に沿ったICT教育も進められています。

ICT教育とは「教育のデジタル化」のことで、LCA国際小学校の児童は1人1台ずつ配られるiPadを使って授業に参加します。

アプリケーションを用いて情報を収集したり、個性を発揮し認め合うためのツールとして使ったりなど、iPadを導入することで、より効率的な学習が可能になっています。

よくある質問

ここではLCA国際小学校に関連した、よくある質問3点についてまとめました。

・LCA国際小学校の倍率は?
・LCA国際小学校の学費は?
・LCA国際小学校の入学条件は?

以下で順番に解説します。

LCA国際小学校の倍率は?

LCA国際小学校の倍率について、以下の表にまとめました。

スクロールできます
男子女子
受験者合格者合格倍率受験者合格者合格倍率
202046281.6427171.59
201846401.1521211.00
201740341.1832301.07
201634261.3124241.00

※公表されている年のみ情報を記載しています。近年は公表されていない年も多いようです。

LCA国際小学校の学費は?

LCA国際小学校の学費は以下の通りです。

入学試験〜入学時にかかる費用

入学試験の受験料30,000円
入学金1,000,000円
保証金300,000円

学費

授業料月額 120,000円
ICT教育費月額 4,500円
ランチ代月額 9,900円 ※8月分は無し
諸経費3・7・11月にそれぞれ 33,000円
施設協力費3・7・11月にそれぞれ 39,000円

なお、上記の金額は2024年度にかかる費用です。

以降の年度では変更になる可能性がありますので、最新の情報や詳細については学校の公式HPを確認するか、直接LCA国際小学校へお問い合わせください。

LCA国際小学校の入学条件は?

LCA国際小学校を受験するために必要な条件は特にありません。

しかし、実際にLCA国際小学校を受験した人の口コミから、「保護者の面接を重視している」といった声が上がっていたことから、学校と保護者の理念が一致するかどうかで合否が分かれる可能性はあるかもしれません。

まとめ

LCA国際小学校は、日本の文化や言語を大切にしながら、同時に英語も学び国際教育を受けることができる小学校です。

「国際人を育てる」「考え、感じる力を養う」「個性を活かす」の3つの教育理念からも、将来的に国際社会で活躍する人間の育成を目指す学校であることがうかがえます。

また、文部科学省から認定された一条校であるため、卒業時に日本の小学校の卒業認定を受けられるのも魅力の1つです。

入学には高額な学費が必要になるため、継続して払える金額かどうかを確認した上で、問題なければ選択肢の1つとしてご家族に相談してみてください。

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