神奈川県横浜市に位置する「横浜インターナショナルスクール」は、幼稚園から高校までの一貫教育を提供する学校として知られています。国際色豊かな環境で英語教育を行い、異文化理解を深めることを重視しています。
本記事では、この横浜インターナショナルスクールについて、入学条件、学費、進路などの観点から詳しく調査し、その魅力を解説します。お子様にとって最良の教育環境を見つけるための参考になれば幸いです。
横浜インターナショナルスクールとは
| 学校名 | 横浜インターナショナルスクール（Yokohama International School、略称：YIS） |
| 所在地 | 〒231-0802 神奈川県横浜市中区小港町2-100-1 |
| 電話番号 | 045-622-0084 |
| 公式サイト | https://www.yis.ac.jp/ |
| 対象年齢 | 3歳～18歳 |
| カリキュラム | 国際バカロレア（IB） |
| 生徒数 | 約750名 |
横浜インターナショナルスクールの学習プログラム
横浜インターナショナルスクール（Yokohama International School、YIS）は、国際的な教育カリキュラムとして広く認知されている国際バカロレア（International Baccalaureate、IB）プログラムを提供しています。
このプログラムは、幼稚園から高校まで全ての学年に適用され、教育の質と一貫性を保証しています。
IBプログラムは、その広範囲な調査主導型のアプローチにより、生徒たちが理解を深め、自立した学習を行い、そして世界と繋がる能力を育てます。
このプログラムでは、厳密性の高い学問と実践的応用を組み合わせた教育体験を提供しているからです。
YISでは、幼稚園（3歳〜5歳）と初等部（1年生〜5年生）ではIBプライマリー・イヤーズ・プログラム（PYP）を実施しています。
このプログラムは、生徒が自分自身と周囲の世界について深く理解することを促すことで、問題解決・探求・創造的思考を養い、自分自身、他者、そして自然との相互依存性を理解します。
中学部（6年生〜8年生）と高等部初年度（9年生〜10年生）ではIBミドル・イヤーズ・プログラム（MYP）を実施して、生徒が自身の学習をコントロールし、評価する能力を育てます。
また、高等部後半（11年生〜12年生）ではIBディプロマプログラム（DP）を実施します。
これは大学進学に向けた厳格なプログラムで、生徒は6つの科目群から科目を選び、独自のエクステンデッド・エッセイ（EE）を執筆し、理論知識（TOK）のコースを修了し、創造性・活動・奉仕（CAS）のプロジェクトを経験します。
横浜インターナショナルスクールの教育プログラムは、総合的な視野と国際的な視野を育むためのものです。
生徒は自身の学習をコントロールし、自己評価する能力を養いながら、自分自身の学習経験を最大限に活用するためのスキルと知識を獲得します。
横浜インターナショナルスクールの使用言語
横浜インターナショナルスクールは、全ての授業を英語で行うインターナショナルスクールです。
生徒は教室内外でのコミュニケーションも英語を使用し、さまざまな科目を通じて英語力を伸ばせます。
しかし、YISは単に英語を教えるだけでなく、国際的な教育を提供するという役割も重視しています。
そのため、生徒は自分の母語を尊重し、他の言語と文化について学ぶ機会も豊富にあるのです。
特に、中学部からは第2外国語の学習が開始されます。
選択可能な言語はフランス語、スペイン語、日本語です。
また、高校生向けには、国際バカロレア（IB）ディプロマプログラムの一環として、さらに高度な言語学習コースも提供されます。
日本語は、国内の生徒だけでなく、外国籍の生徒にとっても重要な学習科目となっています。
日本で生活する中でのコミュニケーションを円滑にするため、また日本文化への理解を深めるために、日本語の授業は非常に重要な役割を果たしているのです。
以上のように、YISは、生徒がグローバルな視点を持つために、多言語学習に力を入れています。
それにより、生徒たちは異なる文化背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションを取り、多様性を尊重する能力を身につけられるのです。
横浜インターナショナルスクールの入学条件
横浜インターナショナルスクールへの入学は、海外からの帰国子女や、既に日本のインターナショナルスクールで教育を受けている生徒が主な対象となります。
ただし、日本人のご家庭でも、一定の条件を満たせば入学は可能です。
特に、保護者の両方、もしくは少なくとも一方が、学校の職員とスムーズに英語でコミュニケーションできることが重要です。
これは、学校と家庭との間の情報共有や、子どもの教育状況についての協議を円滑に進めるために必要とされています。
また、YISでは、全ての授業が英語で行われるため、入学時点で一定レベルの英語力が求められます。
具体的な英語力の要件は学年や個々の状況によりますが、基本的には、授業についていくためのリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能が必要とされます。
ただし、完璧な英語力がなくても、それを補うための支援プログラムも用意されています。
特に初等部や中学部では、英語を第2言語として学ぶ生徒たちを対象とした「英語学習支援プログラム（English as an Additional Language、EAL）」が実施されています。
以上のように、横浜インターナショナルスクールの入学条件は多岐にわたりますが、これらは生徒が学校生活に適応し、より良い教育結果を得るためのものです。
生徒個々の学習能力やニーズに合わせた教育を提供するため、入学前の適性評価が行われます。
横浜インターナショナルスクールの学費
横浜インターナショナルスクールの学費は学年によって異なります。
以下に、2023年度の基本学費を記載しますが、学費は年々見直されるため、詳細は学校の公式サイトや直接学校に問い合わせることをおすすめします。
| 2023年度 YIS 学費一覧（単位：円） | ||
| 志願（受験）時にかかる費用 | ||
| 出願料 | 35,000 | |
| 初期費用 | ||
| 登録料 | 1,050,000 | |
| 毎年かかる費用 | ||
| 授業料 | Early Learning Center半日 | 1,890,000 |
| Early Learning Center終日 | 2,340,000 | |
| 幼稚園～Grade 5 | 2,845,000 | |
| Grade 6～12 | 2,960,000 | |
| Grade 12 | 3,045,000 | |
| キャンパス開発費 | 320,000 | |
横浜インターナショナルスクールでの生活スタイル
横浜インターナショナルスクールは、その教育の核として「敬意」「学習」「責任」を掲げています。
これらの価値観が生徒たちの学校生活に深く影響を与え、多文化共生環境の中での学びや友情形成を支えています。
具体的には、異なる文化背景を持つ生徒たちが互いに敬意をもって接し、異なる視点や考え方を尊重し合う姿勢が育まれます。
これは、多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが一堂に会するYISのクラスルームでの学習だけでなく、学校生活全般においても見られる特徴です。
また、学校では自主性を重んじる教育が行われており、生徒たちは自分の学習に責任を持つことが求められます。
この自主性と責任感は、授業だけでなく、部活動や学校行事など、学校生活全体に反映されるのです。
例えば、スポーツクラブや芸術クラブ、科学クラブなど、さまざまな部活動が活発に行われています。
これらのクラブ活動は、生徒たちの関心や才能を深め、共同作業やリーダーシップの経験を通じて、自主性やチームワークを育む場となっているのです。
さらに、YISでは、コミュニティーサービス活動も重視されています。
地域社会への貢献を通じて、生徒たちは社会的責任感を育むとともに、自分たちの行動が他者や社会に与える影響について深く考える機会を得ているのです。
これらの活動を通じて、YISの生徒たちは、学びの場を教室だけに留めず、広い意味での「生活」の中に学びを見出すことを学んでいます。
以上のような環境の中で、YISの生徒たちは、国際的な視野を持ち、自分の意見に自信を持って表現できる思考力が養われているのです。
これらのスキルは、将来、どのような道を選んでも価値のあるものになるでしょう。
小学校の時間割
横浜インターナショナルスクールの小学部では、国際バカロレア（IB）のプライマリー・イヤーズ・プログラム（PYP）を採用しています。
このプログラムは、学習を通じて問題解決能力や批判的思考力を養うことを重視し、さまざまな学問領域を統合した学びを提供しているのです。
以下に、YIS小学部の時間割の一例を示します。
ただし、日によっては特別なイベントや活動が行われ、時間割が変更されることもあります。
| 小学部の時間割の一例 | |
| 午前8時20分～8時30分 | 児童が授業に到着 |
| 午前8時30分～午前10時 | 授業 |
| 午前10時00分～午前10時15分 | 休み時間 1（Grades K～2） |
| 午前10時15分～午前10時30分 | 休み時間 2（Grades 3～5） |
| 午前10時15分～午前11時30分 | 授業 |
| 午前11時25分～午前12時20分 | 昼食・昼休み（Grades K～2） |
| 午前12時00分～午前12時50分 | 昼食・昼休み（Grades 3～5） |
| 午前12時20分/午前12時50分～午後3時00分 | 授業 |
| 午後3時00分 | 下校時刻 |
| 午後3時15分～午後4時00分 | 課外活動 |
このような時間割は、生徒たちが幅広い学問領域に触れるだけでなく、互いに協力し合いながら学ぶ経験を提供します。
また、各教科に対する理解を深め、自分自身の学びの方向性を探求する機会を持てます。
中学校の時間割
横浜インターナショナルスクールの中学部では、国際バカロレア（IB）のミドル・イヤーズ・プログラム（MYP）を採用しています。
MYPでは、学問領域間のつながりを理解し、それぞれの科目を統合した問題解決を重視しています。
以下に、YIS中学部の時間割の一例を示します。
ただし、特別なイベントやプロジェクト、クラブ活動などにより時間割が変わることもあります。
| 中学部の時間割の一例 | |
| 午前9時00分～午前9時20分 | ホームルーム |
| 午前9時20分～午前10時40分 | 授業 |
| 午前10時40分～午前11時05分 | 休み時間 |
| 午前11時05分～午後12時35分 | 授業 |
| 午後12時35分～午後1時15分 | 昼食 |
| 午後1時15分～午後3時55分 | 授業 |
| 午後4時00分～午後6時00分 | 課外活動 |
さらに、1週間で特定の時間は、アート・音楽・体育などの特別活動、そして個人プロジェクトやグループプロジェクトに充てられます。
YISの中学部では、このような時間割を通じて生徒たちは多様な学問領域を学び、自己表現力・コミュニケーション力・批判的思考力などを育むことが期待されます。
これらのスキルは、生徒が将来、どのようなキャリアに進もうとも役にたつことでしょう。
高校の時間割
横浜インターナショナルスクールの高校部では、国際バカロレア（IB）のディプロマプログラム（DP）を採用しています。
このプログラムは、深い学問的な探求を推奨し、生徒が自主的に学び、研究を進めることを強調しています。
以下に、YIS高校部の時間割の一例を示します。
ただし、特別なイベントやプロジェクトにより、時間割が変わることもあります。
| 高校部の時間割の一例 | |
| 午前9時00分～午前9時20分 | ホームルーム |
| 午前9時20分～午前10時40分 | 授業 |
| 午前10時40分～午前11時05分 | 休み時間 |
| 午前11時05分～午後1時15分 | 授業 |
| 午後1時15分～午後1時55分 | 昼食 |
| 午後1時55分～午後4時00分 | 授業 |
| 午後4時00分～午後6時00分 | 課外活動 |
さらに、特定の時間は、美術・音楽・体育などの授業、そしてIBディプロマプログラム特有の「Theory of Knowledge（知識論）」の授業・Extended Essay（長期論文）の作成時間・CAS（Creativity, Activity, Service: 創造性、活動、奉仕）活動の時間に割り当てられます。
YISの高校部では、このような時間割を通じて生徒たちは幅広い学問領域に触れるとともに、より深い学問的な探求と研究のスキルを身につけることが期待できます。
これらの学びの経験は、生徒たちが大学進学やキャリア形成を進めるうえで、大きな財産となるでしょう。
横浜インターナショナルスクール卒業後の進路
横浜インターナショナルスクール卒業生の進路は多岐にわたります。
YISのカリキュラムは、世界中の名門大学への進学をサポートするように設計されているため、中学校ならびに高校の進学先は公表されていませんでした。
【大学】
| メルボルン大学/ボストン大学/トロント大学/オックスフォード大学東京大学/一橋大学/早稲田大学/慶應義塾大学/法政大学 |
YISでは、高校生の早い段階から進路指導が始まります。
専任のカウンセラーが、各生徒の進路について、個々の希望や適性に基づいたカウンセリングを提供します。
その中で、大学の選択や出願作業、論文の書き方、面接の練習など、進学に向けたさまざまなサポートを受けられるのです。
また、YIS卒業生の中には、大学進学を選ばず、就職や起業、または社会貢献活動など、さまざまな道を選ぶ生徒もいます。
これらの生徒に対しても、進路指導やキャリアガイダンスが提供されています。
YISの強力なアルムナイネットワークも、卒業生の進路選択に大きな助けとなります。
世界中の業界で活躍する卒業生たちは、現役生に対して、進路選択やキャリア形成についてのアドバイスを提供し、また、インターンシップや就職の機会を提供することもあります。
以上のように、横浜インターナショナルスクールでは、生徒一人ひとりが自分自身の進路を見つけ、その進路に向かって成長し続けることをサポートしています。
横浜インターナショナルスクールのおすすめポイント
横浜インターナショナルスクールは1924年に創立され、小中高と一貫した国際バカロレアのプログラムを受けられる、神奈川県で最も長い歴史を持つインターナショナルスクールであり、その教育方針と実績は世界中から高い評価を受けています。
- 世界の一流大学への進学も期待できる
- 3歳〜18歳まで一貫教育を受けられる
- 勉強以外のプログラムも豊富である
- 東京からもアクセスがよい
このセクションでは、YISの魅力と特徴、なぜ多くの保護者から選ばれているのかについて詳しくご紹介します。
世界の一流大学への進学も期待できる
横浜インターナショナルスクールは、世界中の一流大学への進学を可能にする優れた教育システムを提供しています。
その一つが、国際的な評価を受けた国際バカロレア（IB）ディプロマプログラムの提供です。
IBプログラムは、その厳格な学術標準と包括的なカリキュラムにより、世界中で高く評価されており、その認定を受けている学校は、高い教育品質を保証しています。
YISでは、中学部の最終年度から高校生までの生徒がIBプログラムを学べます。
このプログラムは、言語・数学・科学・社会科学・芸術など、さまざまな教科を総合的に学ぶことで、生徒たちの批判的思考力・研究能力・問題解決能力などを育てます。
これらの能力は、大学での学びはもちろん、社会で成功するために必要なスキルです。
さらに、YISは国際教育協会（CIS）にも認定されています。
CIS認定は、学校が一定の教育水準を維持し、生徒の学習ニーズを適切に満たしていることを証明するものであり、その認定を受けている学校からの卒業生は、日本の大学への入学資格も得られるのです。
以上のように、横浜インターナショナルスクールでは、世界の一流大学への進学を目指す生徒たちを強力にサポートしています。
その幅広くレベルの高い教育は、生徒たちが自分自身の可能性を最大限に引き出すための強固な基盤を提供しているのです。
3歳〜18歳まで一貫教育を受けられる
横浜インターナショナルスクールは、3歳から18歳までの生徒が一貫した教育を受けることができる、都内近郊でも非常に珍しい学校です。
幼稚園から高校までの一貫教育を提供することにより、生徒たちは安定した環境の中で長期的な視点で学習を深められます。
また、YISは国際バカロレア（IB）のプライマリー・イヤーズ・プログラム（PYP）、ミドル・イヤーズ・プログラム（MYP）、ディプロマ・プログラム（DP）の全3プログラムを提供しています。
これらのプログラムは、それぞれ異なる学習ステージに応じて設計されており、生徒の成長と発達に合わせて広範囲でバランスの取れた教育を実施しているのです。
特に、都内近郊でPYP・MYP・DPを一貫して提供している学校は非常に珍しく、その点でもYISは他校と一線を画しています。
幼少期から高校卒業まで、全ての段階でIBプログラムの教育を受けられることで、生徒は国際的な視野を持つとともに、深い思考力と独自の学びを持つことが可能となるのです。
この一貫した教育環境は、生徒が自身の能力を最大限に引き出し、自己成長を促進するための強固な基盤となります。
勉強以外のプログラムも豊富である
横浜インターナショナルスクールでは、学問のみならずさまざまなエクストラカリキュラムや体験学習のプログラムが豊富に用意されています。
これらのプログラムは生徒の個性や才能を引き立てるだけでなく、自分自身を理解し、他人と協力し、社会に貢献する能力を育むことを目的としているのです。
まず、充実した課外活動があります。
スポーツクラブや音楽、芸術、科学、IT、環境保護など、さまざまな分野のクラブ活動が行われています。
これらの活動を通じて、生徒たちは興味や才能を追求し、さまざまなスキルを学び、新たな友人関係を構築できます。
次に、野外教育プログラムも特筆すべき特長の一つです。
YISは、自然の中で過ごすことを通じて生徒たちのリーダーシップやチームワークを育むプログラムを提供しています。
キャンプやハイキング、スキーなど、年齢に応じた活動が組み込まれており、生徒たちは新たな挑戦を経験しながら、自己信頼と問題解決能力を養うのです。
また、地域社会との繋がりも教育の一環です。
学校では、地域のコミュニティーサービスに参加する機会を提供しています。
これらの活動を通じて、生徒たちは自分が社会の一員であることを理解し、社会貢献の大切さを学ぶのです。
このように、YISでは学問だけでなく、さまざまな体験を通じた全人教育を重視しており、それぞれの生徒が自身の能力を最大限に発揮できる環境を提供しています。
東京からもアクセスがよい
横浜インターナショナルスクールは、東京からのアクセスも非常に便利な場所に位置しています。
学校は横浜市の山手エリアにあり、そのロケーションは都市の利便性と自然豊かな環境の両方を享受できるという魅力を持っています。
最寄りの駅は、JR根岸線の石川町駅や横浜市営地下鉄の伊勢佐木長者町駅で、どちらからも徒歩約15分となります。
また、マリノスタウン・みなとみらい地区からは、横浜市営バスに乗って約20分の距離となります。
さらに、東京方面からの通学も十分可能です。
例えば、東京駅からは直通のJR京浜東北線を利用すれば、約30分で石川町駅に到着します。
新宿駅からは、JR横浜線を利用して横浜駅へ出てから、市営地下鉄に乗り換えて伊勢佐木長者町駅へ向かうというルートも選べます。
このように、YISは非常に交通の便が良く、都心からもアクセスしやすいため、東京在住の家庭からも選ばれることが多い学校です。
インターナショナルスクールの選び方
お子様にとって最適な教育を提供する学校を選ぶことは、保護者にとって重要な決断です。
特にインターナショナルスクールは、その多様性と国際的な教育環境が魅力ですが、それぞれの学校には独自の教育方針・カリキュラム・文化があります。
そのため、どのインターナショナルスクールが最適なのかを見極めるためには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
このセクションでは、これらのポイントについて詳しく解説します。
カリキュラムを確認する
インターナショナルスクールを選ぶ際の要素として、その学校がどのようなカリキュラムを提供しているか確認することは非常に重要です。
有名どころとしては上述している国際バカロレア（IB）プログラムが挙げられます。厳格なアカデミックプログラム、全人教育、国際的な視野を育むことで知られ、大学進学や将来のキャリアにおいて有利に働きます。
一方、国際バカロレア（IB）以外にもいくつかの認定資格があります。これらは、世界的な教育基準に準拠しており、国際的な教育を提供する学校で広く採用されています。
- ケンブリッジ国際資格（Cambridge International Qualifications）: ケンブリッジ大学が提供するこのプログラムは、IGCSE（国際一般中等教育証書）やAレベル（Advanced Level）などの資格を含みます。これらは、世界中の多くの国で大学入学資格として認められています。
- アメリカンカリキュラム: アメリカの教育システムに基づいたカリキュラムで、高校卒業資格（High School Diploma）を提供します。AP（Advanced Placement）コースもしばしば提供され、これらは大学レベルの授業として認識され、大学入学時の単位として認められることが多いです。
- 国際中等教育資格（International General Certificate of Secondary Education, IGCSE）: 14歳から16歳の生徒を対象とした、国際的に認められた資格です。ケンブリッジ評価国際教育機関やエデクセル（Pearson Edexcel）によって提供されています。
日本にあるインターナショナルスクールでは、これらのカリキュラムのいずれか、または複数を組み合わせて提供している場合があります。子供の将来に併せて選択することが重要です。
何歳まで通うかを考慮する
インターナショナルスクールを選ぶ際の重要な考慮点の一つに、その学校が提供する教育の年齢範囲があります。
インターナショナルスクールには、幼稚園（プレスクール）から小学校、中学校、そして高校まで一貫した教育を提供している学校が多く存在します。
これらの学校を選ぶメリットの一つは、子どもが同じ環境で長期間学び続けられることです。
これにより、一貫したカリキュラムのもとで学び、連続性をもった教育を受け続けることが可能になります。
例えば、幼稚園から始まり小学校、中学校、そして高校までの全ての段階で一貫した教育を提供している学校を選ぶと、子どもは長期間にわたり同じ教育方針や教育体系のもとで学べます。
これは、子どもが自分自身の学びを深め、長期的な教育目標に対してコミットメントを持つのに有利といえるでしょう。
また、幼稚園から高校まで一貫した教育を提供している学校では、子どもたちは同じ友人と長い期間を過ごすことが可能であり、これは社会的な安定性と友情の深化に寄与します。
特に海外から来た子どもたちにとっては新しい環境に適応するのを助け、安心感に繋がるといえます。
しかしながら、全てのインターナショナルスクールが全ての年齢範囲で教育を提供しているわけではありません。
一部の学校では、特定の年齢範囲（例えば、小学生のみまたは中学生・高校生のみ）を対象にしていることもあります。
そのため、子どもの年齢と進学のプランにより、どのインターナショナルスクールが最適かは変わるかもしれません。
以上のことを踏まえて、インターナショナルスクールを選ぶ際には、どの年齢まで教育を提供しているか、またその教育体系が子どもの学習ニーズと将来の目標にどの程度合致しているかを考慮に入れることが大切です。
授業料を考慮する
インターナショナルスクールを選ぶ際の一つの重要な要素は、授業料です。
インターナショナルスクールの学費は、通常の私立小学校や私立中学校と比べても高いことが多く、大学の授業料と同じくらい、またはそれ以上の場合もあります。
そのため、家庭の予算を考慮した上で、教育の質と費用をバランスよく見極めることが重要です。
多くのインターナショナルスクールでは、初年度費用、年間授業料、入学金、そして場合によっては寄付金など、さまざまな費用が発生します。
さらに、制服や教科書、スクールバス、学校行事などの費用も考慮する必要があるのです。
また、一部のインターナショナルスクールでは、経済的な理由で全額を支払うことが困難な家庭のために、奨学金制度や割引制度を設けていることもあります。
これらの制度は、子どもに国際的な教育環境を提供するための財政的な援助となります。
しかし、重要なことは、高い学費が必ずしも高品質な教育を保証するわけではないということです。
学費と教育の質は必ずしも相関しないため、教育内容・教育方針・先生の質・学校の環境など、さまざまな要素を検討し、家庭の予算とバランスを取ることが重要です。
以上のようなことを考慮に入れ、家庭の経済状況、子どもの教育ニーズ、そして学校の教育的価値を比較検討し、最適な選択をすることが重要です。
横浜にあるおすすめのインターナショナルスクール
横浜市内には、横浜インターナショナルスクール以外にも、国際色豊かで質の高い教育を提供するインターナショナルスクールが存在します。
教育環境・カリキュラム・学校の規模などが異なるため、お子様や家庭のニーズに最も適した学校を見つけるために、以下6校のご紹介をします。
| 所在地 | 対象年齢 | 使用言語 | 公式サイト | |
| ゾエ・インターナショナル・スクール | 横浜市中区→この表では区まで。細かい住所は後述 | 5歳～18歳 | 英語 | https://zoeinternationalschool.com/ja/ |
| 横浜山手中華学校 | 横浜市中区 | 4歳～15歳 | 中国語・日本語 | https://www.yycs.ed.jp/ |
| CGKインターナショナルスクール(初等部） | 横浜市中区 | 6歳～12歳 | 英語・日本語 | https://cgkis.com/ja/ |
| 横浜クリスチャンスクール | 横浜市中区 | 2歳～12歳 | 英語 | https://school.yokohamaunionchurch.org/ |
| ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール | 横浜市神奈川区 | 3歳～18歳 | 英語 | https://horizon.ac.jp/ |
| サンモールインターナショナルスクール | 横浜市中区 | 2.5歳～18歳 | 英語 | https://www.stmaur.ac.jp/ |
よくある質問
横浜インターナショナルスクールに関する情報を調べていると、疑問が浮かんでくることもあるでしょう。
そこで、この学校についてよくある質問とその回答をご紹介します。
学費・入学条件など、幅広いトピックにわたる質問をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
横浜インターナショナルスクールの授業料は？
横浜インターナショナルスクールの授業料は、学年によって異なります。
幼稚園から高等学校まで、各レベルでの授業料は公式サイトを参照してください。
さらに、初回の入学金や建設費用、各種教材費や外部試験費用など、学費以外に必要となる費用も確認することが重要です。
注意すべきは、インターナショナルスクールの学費は私立学校と比べて一般的に高額であること、そして通常は年間で支払う場合が多いことです。
それらを考慮した上で、ご家庭の予算計画に合わせて検討することをおすすめします。
横浜インターナショナルスクールの入学条件は？
横浜インターナショナルスクールの入学条件は、一般的に英語のコミュニケーション能力と学業能力、学校の教育理念との適合性が重視されます。
しかし、入学条件は学年やコースにより異なるため、具体的な情報は公式サイトで確認することをおすすめします。
その一方で、日本人のご家庭からの入学も可能ですが、基本的に海外からの帰国子女や、日本のインターナショナルスクールで教育を受けている生徒が対象とされているのです。
また、保護者の両方、もしくは少なくとも一方が、学校の職員とスムーズな英語でのコミュニケーションが取れることが求められる場合もあります。
これは、学校と家庭との良好なパートナーシップを保つため、そして家庭でも英語の環境を維持することが重要とされるからです。
まとめ
この記事では、横浜インターナショナルスクールの特徴と基本情報について詳しく説明しました。
インターナショナルスクールの中でも特に評価が高いYISは、その厳格なカリキュラム、豊富な課外活動、そして世界トップレベルの大学への進学支援で知られています。
YISは3歳から18歳までの一貫教育を提供し、幅広いレベルの高い教育を受けることが可能です。
また、英語による授業が中心でありながらも、第2外国語の学習も提供しています。
そして、東京からのアクセスも良好であるため、通学もスムーズでしょう。
しかし、インターナショナルスクール選びにはさまざまな要素が関わってきます。
カリキュラム・学費・進路など、お子様に合った学校を選ぶためにはしっかりと比較検討することが必要です。
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