インド系インターナショナルスクールとは?特徴やおすすめスクールなどを解説

高い語学力と数学力、ITスキルが身に付くとして、近年注目を集めているインド系インターナショナルスクール。

経済的な発展も目覚ましいインド方式の学習方法に興味を持ち、お子様の進学先候補にしたいと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事ではインド系インターナショナルスクールの魅力や入学条件、卒業後の進路などについて詳しく解説していきます。

※2023年7月時点の情報になります。

目次

インド系インターナショナルスクールとは?

インド系インターナショナルスクールとは、日本に在住するインドルーツの子どもたちが通う学校です。

インドは世界屈指のIT国家であり、世界各地でインド出身のエンジニアが活躍しています。

日本にも優秀なITエンジニアが数多く訪れているため、技術者の子どもたちが将来的にインドに帰国しても勉強に困らないよう、インド系インターナショナルスクールが設立されました。


英語や数学に強く、国際的にも評価の高いカリキュラムを提供していることに加え、欧米系のインターナショナルスクールに比べて学費が安いことから、日本人の保護者からの人気も高まっています。

学校によっては、児童・生徒の4割程度が日本人の学校もあります。

インド系インターナショナルスクールの3つの特徴

インド系インターナショナルスクールの特徴は次の3つです。

・学費が安い
・数学やIT教育に力を入れている
・飛び級制度がある


それぞれの詳細について説明します。

学費が安い

インド系インターナショナルスクールの最大の魅力は、一般的なインターナショナルスクールに比べて学費が安いことです。

欧米系のインターナショナルスクールの学費は年間150万~300万円程度が相場ですが、インド系のインターナショナルスクールは60万~150万円程度です。

経済的な負担を抑えながら、インターナショナルスクールの質の高い教育を子どもに受けさせたい家庭に最適だといえるでしょう。

数学やIT教育に力を入れている

インド系インターナショナルスクールでは、数学やIT教育に力を入れています。

小学校低学年から高度な計算やコンピュータ操作を学ぶ授業があることが特徴で、問題可決能力の育成にも力を入れています。

インドはIT大国として世界に知られているため、国を挙げて世界に羽ばたくエンジニアの育成を行っているのです。

飛び級制度がある

インド系インターナショナルスクールには、飛び級制度があります。

日本の学校とは異なり、年齢でなくテスト結果によって学年が決定されるためです。

したがって、理解力が高く、テスト結果が良ければ学年を飛ばしてどんどん高度な内容を学ぶことが可能です。

反対に、学習内容を十分理解していない場合は留年になります。

この制度により、子どもたち一人ひとりの能力や理解度に応じた教育が可能となります。

インド系インターナショナルスクールの口コミ評判

インド系インターナショナルスクールに通学経験のある児童・生徒ならびにその保護者からの口コミや評判は下記の通りです(記載内容は口コミをまとめたものです)。

確かな学力が身に付く点に高い評価が集まりました。

  • 幼稚部のうちから、足し算や引き算といった数の勉強が本格的にはじまります。書く訓練も小さなうちから行うので、幼い頃から勉強習慣をつけたい家庭には最適です。(出典元
  • 非常に勉強熱心な学校です。勉強の理解が不十分だと判断されたら容赦なく留年になるため、卒業する頃には海外の有名大学に入学できるしっかりとした学力が身に付きます。(出典元
  • 英語がインド訛りになるかどうかは、英語担当の教員の出身国によるところが大きいと考えられます。ただ、語学の授業に力を入れているのは確かなので実用的な英語が身に付きます。(出典元

インド系インターナショナルスクールが向いているケース

インド系インターナショナルスクールへの入学が向いているのは次のようなケースです。

・経済的な負担を抑えて子どもをインターナショナルスクールに通わせたい
・現代社会に必要なIT知識を幼少期から身に付けさせたい
・主体性のある子どもに育てたい

近年経済的な発展も目覚ましいインドでは、子どもの教育に大変力を入れています。

インド系インターナショナルスクールに子どもを通わせているインド人の保護者や、授業を行う教員は皆、非常に熱心です。

熱意ある環境の中、低コストでハイレベルな学びを得るには最高の環境だといえるでしょう。

おすすめのインド系インターナショナルスクール3選

日本にあるおすすめのインド系インターナショナルスクールは以下の3校です。

グローバル・インディアン・インターナショナルスクール(GIIS)

住所<西葛西キャンパス>東京都江戸川区西葛西8-3-13
<東葛西キャンパス>東京都江戸川区東葛西9-3-6
<西神町キャンパス>東京都江戸川区清新町2-10-1
電話番号<西葛西キャンパス>03-5696-7141
<東葛西キャンパス>03-5676-5081
<西神町キャンパス>03-3686-3055
メールアドレス資料などは公式サイト内のメールフォームから問い合わせ
評価認定(カリキュラム)<西葛西キャンパス>CBSE
<東葛西キャンパス>CLS、IGCSE、IBDP
<西神町キャンパス>GMP
学費90万円~150万円程度

グローバル・インディアン・インターナショナルスクール(GIIS)は、アジアを中心とした世界各国に22ヶ所のキャンパスを持つインド系インターナショナルスクールです。

日本には3つのキャンパスがあり、卒業生の多くが世界中の難関大学に進学しています。

国際バカロレアディプロマ・プログラム(IBDP)をはじめ、国際的に評価の高いカリキュラムを提供していることが特徴。


幼稚部の頃から自主的に学ぶ気持ちとコミュニケーション能力を養うことを大切にしています。

インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)

住所<東京校>東京都江東区千石3-1-4
<横浜校>神奈川県横浜市緑区霧が丘 3-23 
電話番号<東京校>03-5875-5435
<横浜校>03-5875-5435
メールアドレス資料などは公式サイト内のメールフォームから問い合わせ
評価認定CBSE、IBDP
学費60万円~120万円程度

インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)は日本で最も歴史のあるインド系インターナショナルスクールです。

日本に亡命したインド人を支援するために設立されました。

東京と横浜に校舎があり、どちらも図書館や実験室、運動施設など、豊富な教育設備を備えている点が特徴。

放課後クラブなど、課外活動も充実しています。


12年生卒業後は、国際バカロレア資格を取得し、世界各国の難関大学へ進学する生徒が多数います。

エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン

住所東京都杉並区荻窪1-19-10
電話番号03-5335-7379
メールアドレスeisj.info@gmail.com
評価認定MOE、CAIE
学費60万円~100万円程度

エベレスト インターナショナル スクール ジャパン (EISJ)は2013年に設立されたネパールのカリキュラムに基づくインターナショナルスクールです。

ネパール政府から認可を受けている海外で唯一のネパール人のためのインターナショナルスクールとして日本国内のネパール人コミュニティから絶大な支持を得ています。

高等教育過程においては、ケンブリッジ大学国際教育機構のカリキュラムも提供されています。

インド系インターナショナルスクールに関するよくある質問【Q&A】

インド系インターナショナルスクールに関するよくある質問をまとめました。

インド系インターナショナルスクールの欠点は何ですか?

欧米系のインターナショナルスクールに比べれば安いとはいえ、年間60万~150万円程度の学費がかかる点です。

しかし、ハイレベルな授業を受けられることを考えると、コストパフォーマンスは十分に高いといえるでしょう。

インド系インターナショナルスクールに入るにはどうすればいいですか?

書類審査と面接で評価されることがほとんどですが、必要に応じて英語力を確認する筆記試験が課せられる場合もあります。

まずは資料請求や説明会への参加など、情報収集から始めましょう。

インド系インターナショナルスクールに日本人はどのくらい通っていますか?

インド系のインターナショナルスクールに通う日本人の比率は学校によって異なります。

スクールによっては3~4割が日本人の場合もありますが、基本的にはあまり多くないので、国際的な環境で学べます。

まとめ

インド系インターナショナルスクールは、低学年の頃から高度な数学やコンピュータ技術を身に付けられる学校です。

語学にも力を入れているため、英語力を養うのにも最適です。

欧米系のインターナショナルスクールに比べて学費が安いため、コストパフォーマンス良く高い知識・技術を学べます。

募集要項を確認し、ぜひ入学についてご家族で検討してみてください。

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